ビルメンテナンス業界は3つの仕事に別れています。
- 清掃
- 警備
- 設備管理(我らがビルメン)
基本的にはそれぞれの業務を担当するのですが、ビルメンの場合は清掃管理もおこなうケースが多いです。
それでは、具体的にビルメンがどのように清掃と関わるのかを見ていきましょう。
ビルメンは清掃管理も仕事の内
ビルメンの現場では、設備管理が一番上に来るケースが多いです。
イメージとしては以下のような構図です。
ビルメン(設備管理)
↓
清掃
建物の設備に全体的に関わるビルメンが頭になり、清掃の上の立場になるようなイメージです。
実際にこの手の現場は多くあります。
この手の現場では、ビルメンは清掃がきちんとおこなわれているかチェックする立場になります。その為、本来の業務である設備的な点検とは別に、清掃目線で点検をすることもあります。
- ホコリや汚れの堆積はないか
- トイレなどの衛生設備に汚れの体積はないか
- トイレットペーパーはしっかりと補充されているか
- 玄関周りに土砂や土埃はないか
上記のような項目を清掃目線で点検していきます。
当然、汚れ等があった場合には清掃業者へ指示や指導をすることになります。清掃がしっかりできているのかチェックするようなイメージですね。
基本的にはビルメン自ら清掃をすることはありません。あくまでもチェックする係です。(トイレの天井の排気口やエントランスの庇など、脚立を使って清掃しないといけない箇所は、ビルメンが掃除をするケースもあります)
このように、ビルメンは点検や修繕以外にも清掃管理をすることもあるんです。やっぱり意外と仕事の範囲は広いですよね。
清掃管理の為の資格がある
ビルメンテナンス業界には建築物清掃管理評価資格者(インスペクター)と呼ばれる資格があります。
この資格は、清掃状況を見た目や衛生的な観点から評価し、改善に繋げるために資格です。
講習で取得できる資格ですが、取得すると清掃をチェックする項目やポイントについて理解することができます。
清掃を管理する立場にある現場のビルメンには求められる資格です。その為、会社が講習に参加するように指示をしてくることもありますね。
この資格以外にも、有名な建築物環境衛生管理主任技術者(通称ビル管)は出題範囲に清掃や害虫の項目があるので、清掃の知識を得ることができます。
ビルメン自身は清掃をすることはないですが、清掃の知識は必要になるので資格や講習を利用して、知識を付けておくことをオススメします。
終わりに
この記事では、ビルメンの仕事の中には清掃管理も含まれることについて解説してきました。
ビルメンは設備の点検などの機械的な仕事以外にも清掃管理をすることもあります。清掃の上の立場になって時には指示や指導をすることもあるので、清掃の知識も少しは必要になってきます。
建築物環境衛生管理主任技術者や建築物清掃管理評価資格者の資格を取得すれば、清掃に関する知識は向上できるので、余裕がある人は挑戦していきましょう。
設備から清掃管理まで担当するビルメンの仕事範囲は幅広いですね。
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