ビルメン(設備管理)の仕事はビルを24時間異常なく正常に機能するように管理することです。もちろん台風時も同様です。
この記事では
- ビルメンの台風時の対応
- 台風時のビルメンの大変なこと
上記のようなビルメンの台風対応について解説しています。意外と大変なことも多いビルメンの台風対応ですが是非最後までご覧ください。
台風時のビルメンの対応について
8月や9月になると毎週のように台風が接近しますよね?夏の季節になるとビルメンは天気予報や台風情報をやたらと気にするようになります。
台風時のビルメンの対応は大きく分けて3つあります。
- 台風が接近する前の点検
- 台風が直撃しているときの対応
- 台風が去った後の点検
ではさっそく見ていきましょう!!
台風が接近する前の点検
台風が発生して管理する物件の地域に接近すると分かった時にやるのが台風接近前の点検です。
台風が直撃しても問題が起きないようにビル内や敷地内の点検をしていきます。
主にやるのが敷地内の排水溝やルーフドレン(雨水を排水する為の排水口)点検です。
台風が直撃して大雨が降ると大量の水が流れてきますよね?排水口やルーフドレンが葉っぱや泥などで詰まっていると雨水が上手く流れていかないので建物の敷地内が水で溢れかえってしまいます。それを防ぐ為に排水口やルーフドレンの点検や掃除を台風が接近する前におこないます。
他にもビル内の漏水しそうな場所にバケツやウエスを設置したり、台風で飛ばされそうな物をビル内に移動するなどの作業があります。
大体の現場で台風が接近する前に点検する項目は点検表で細かく決まっているので点検表に沿って点検していきます。
意外と忙しいので台風が接近すると分かったらビルメンは結構バタバタします。
台風が直撃している時の対応
いざ台風が直撃している時のビルメンは何もないことを祈るしかありません。何も起きずに台風が過ぎることを祈りながら勤務します。
テナントさんから漏水の連絡があればウエスとバケツを持って速攻で駆け付けます!
無事台風が過ぎたら一安心です。
台風が去った後の点検
台風が無事通過したらビルメンは台風が去った後の点検をおこないます。台風の影響でビルや建物に悪い箇所がないかを手分けして見ていきます。
何も異常がなければビルメンの台風対応は終了です。
漏水があったり、ビルの設備に破損があった場合はオーナー様に報告し、修理できる範囲なら自分たちで修理します。自分たちで修理できない場合は専門業者に修理依頼をします。
ビルメンの台風時の大変なこと
ビルメンの台風対応で1番大変なことは台風が直撃する日に宿直勤務になってしまった時ですね。
普通のサラリーマンの方は台風が直撃する時は早く帰宅したりしますよね?
24時間365日建物を管理しているビルメンはそれができません。
夜に台風が直撃する時は特に大変なので監視室でヒヤヒヤしながら過ごしています。
夜間は勤務している人数も少ないので何かあった時本当に大変です。特に1人現場の宿直時に台風が来るとなるとビビります。落ち着いて仮眠すらできませんね( ノД`)シクシク…
ホテルビルメンをやっていた時に一度だけルーフドレンがうまく排水されずホテルの部屋内が水で溢れかえる事件がありました。
その部屋はお客様が泊まっていない部屋でしたのでクレームにはなりませんでしたがビルメン総出で部屋内の掃除をしたのを覚えています。
終わりに
この記事ではビルメンの台風時の対応について解説してきました。意外とやることも多いので台風接近時のビルメンは大変です。
台風の時期である8月、9月になるとやたらと天気予報を気にしだすのはビルメンの職業病かもしれませんね。
台風対応もビルメンの大切な仕事の一つです!
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