ビルメン 3種の神器とは・・・【取得すれば最終形態に進化!?】

ビルメンの資格の中に【ビルメン 3種の神器】と呼ばれる資格があります。

神器と言われるくらいですからすごい資格なんじゃないかと想像してしまいますよね?

この記事ではそんなビルメン3種の神器について徹底的に解説しています。

  • ビルメンの資格について知りたい
  • 3種の神器ってどんな資格なの?
  • ビルメン4点セットを取得したから他の資格も取りたい
  • 上位資格を取って系列系に転職したい

上記に当てはまる方は是非最後までご覧ください。ではさっそく見ていきましょう!

ビルメン 3種の神器とは・・・一体何?

ビルメン 3種の神器とはビルメンの資格の中でも最高位の3つの資格を合わせた呼び方です。

ビルメン3種の神器

  • 建築物環境衛生管理主任技術者(通称 ビル管)
  • 第3種電気主任技術者(通称 電験3種)
  • エネルギー管理士(通称 エネ管)

この3つの資格がビルメン3種の神器と呼ばれています。

神器と言うくらいですので持っていればビルメンとしてかなりのキャリアアップができます!と言うかこの3つを揃ているビルメンはほとんどいません。

もし、取得できればビルメンとして最終形態に進化できると言っても過言ではありませんよ!

なんせ難易度もかなり高い資格達ですので生半可な気持ちでは合格できません・・・

そんなビルメン3種の神器の資格を1つずつ見ていきましょう!

ビル管 建築物環境衛生管理主任技術者

建築物環境衛生管理主任技術者は建物やビルの環境衛生の維持管理に関する監督等を行う資格です。資格名が長いので【ビル管】と呼ぶことが多いです。

ビルメン業界ではほとんどの人がビル管と呼んでいます。

ビル管の試験はビル管理の内容を幅広く覚えていないと合格できません。

  • 法令
  • 空気環境
  • 建築物の構造
  • 給水や排水
  • 清掃、ねずみ、昆虫

上記のような幅広い内容が試験に出題されます!ビルメンの仕事をしていると空気環境や給水及び排水の知識はある程度習得できるので試験も取り組みやすいですが清掃や昆虫などの知識は一から勉強する必要があります。

ビル管の資格を取得するとビルの環境について総合的に知っていることの証明になるのでビルメンとしては絶対に取得しておきたい資格です!

第3種電気主任技術者

第3種電気主任技術者は電験3種と略して呼ぶ場合が多いです。

電験3種は電気系の資格の中でもかなり難易度が高く難しい資格です。ビルメン4点セットの電気工事士と比べても難易度が桁違いに高いです。

ここで躓くビルメンも多いです。試験内容は計算問題が多いので文系出身の方は最初苦労する可能性が高いです。

中学生や高校生の数学がきちんとできれば問題ありませんが文系の人って覚えていない人が多いですよね?その場合は中学、高校に遡って数学の勉強から始めないといけないのでかなり大変です。

理系出身の方は比較的取っつきやすいと思いますが甘く見てると大変です。

大学の電気科出身の人でも普通に落ちる資格ですので・・・

電験3種は難易度も高いので取得しているだけで周りからすごいと言われますよ!ビルメンとしてかなり有利に立てる資格です。

エネルギー管理士

エネルギー管理士はエネ管と略して呼ぶ場合が多いです。

エネルギー管理士はエネルギーを消費する設備の維持、エネルギーの使用の方法の改善や監視をおこなう資格です。

近年ではビルや建物の省エネに関する需要が高いのでエネルギー管理の知識はビルメンとして必要になります。

エネルギー管理士の試験も計算問題が多く難易度も高いです。電験3種より少し難しいくらいの難易度とよく言われます。

電験3種を取得してから受けるのが一般的です。電験3種の試験範囲と被っている部分もあるので電験3種を所得してからエネルギー管理士を受けるとスムーズです。

試験内容は電気分野と熱分野に別けて実施しているので自分の得意の分野で受験が可能です。ビルメンの場合は電験3種を所得してから受ける人が多いので電気分野で受験する人が大半です。

エネルギー管理士は難易度も高いので取得しているビルメンはかなり少ないです。ビルメン3種の神器の中でも最高難易度の資格です!

3種の神器の難易度

ビルメン3種の神器の難易度はどれも高いです。

難易度順に並べるとこんな感じです。

  1. ビル管(建築物環境衛生管理主任技術者)
  2. 第3種電気主任技術者
  3. エネルギー管理士

ビル管が難易度的には一番簡単です。その次に電験とエネ管が続くイメージです。

ビルメン3種の神器は難易度も高く勉強時間も必要なのでビルメンになったばかりの人はまずはビルメン4点セットから受けていくことをオススメします。

ビル管の難易度

ビル管は過去問の問題がそのまま出題されるケースも多いので暗記が重要になる試験です。

しかし、試験範囲が幅広く科目数は7科目もあり問題数は180問もあります。

時間をかけて暗記しないといけないので結構面倒な資格です。

しかし、暗記さえしてしまえば合格できる資格ですので文系出身の方でも十分に一発合格できると思います。

試験は毎年10月におこなわれます。年一回しか受験できないのでしっかりと準備して臨みたいですね。

ビル管の勉強時間は暗記がメインなので三か月程度毎日取り組めば十分合格できると思います!

暗記に自信がない方は4月くらいからゆっくりと時間をかけて暗記することをオススメします!

また、ビル管の試験は2年間の実務経験がないと受験ができないので注意が必要です。ビルメンになっていきなり受けることはできません( ノД`)シクシク…

第3種電気主任技術者の難易度

電験3種の難易度はかなり高いです。過去問と同じ問題もほとんど出題されないのでしっかりと理解していないと解けない問題が多いです。

  • 理論
  • 電力
  • 機械
  • 法規

電験3種には4つの科目があり全ての科目に合格しないと取得できません。どの科目にも計算問題があるので結構大変です。

でも、電験3種には科目合格制度があり3年間で全ての科目に合格できれば資格を貰えるのでじっくり時間をかけて勉強することが可能です。

  • 1年目に理論と法規に合格
  • 2年目にに電力に合格
  • 3年目に機械に合格

こんな風に電験3種には科目合格制度があるのは唯一の救いですね。一発で全ての科目に合格する人は中々いません。

エネルギー管理士の難易度

エネ管の難易度はビルメン3種の神器の中でも一番高いです。

電験2.5と言われたりもします。電験3種→エネ管→電験2種のようなイメージです。

試験内容も計算問題が多くかなり深いところまで問われるので難易度は高いです。

電験3種に合格している人なら勉強時間もそこまで取る必要はないですがいきなりエネ管を受験する人は相当な覚悟が必要です。

特にこだわりがなければ電験3種を取得した後にエネ管の試験に臨みましょう!

3種の神器を取得するメリット

ビルメン3種の神器は難易度も高く、長い勉強時間も必要ですがその分メリットもあります!

メリットがなければ勉強する気になれませんからね。

ここではビルメン3種の神器を取得するメリットについて解説していきます。

年収がアップする

ビルメン3種の神器を取得すると年収がかなり上がります!

まずは取得するだけで報奨金が貰える会社もあります。

  • ビル管:10万円
  • 電験3種:10万円
  • エネ管:20万円

難易度は高く需要も多い資格なので報奨金の額も高いケースが多いです。もちろん会社によって違ってきますが貰えるビルメン会社は多いですよ!

報奨金は取得した時に貰えるので臨時ボーナスみたいでかなりお得です(^^♪

また、報奨金以外にも資格手当が貰えるので年収が上がります。

  • ビル管:5,000円/月
  • 電験3種:8,000円/月
  • エネ管:10,000円/月

会社によって資格手当の額は違いますが上記のような高額な資格手当を支給するビルメン会社もありますよ!

資格手当だけで月2万円も収入があがるのは大きいですよね(^^♪

ルメン3種の神器を取得すると報奨金や資格手当で確実に年収が上がっていきます!(資格手当や報奨金がないビルメン会社もあるのでそこは入社前にしっかりと確認しましょう!)

転職で有利になる

ビルメン業界は資格が重要視されます。転職の際は特にその傾向が強いです。

ビルメン3種の神器を取得していれば資格に関してはトップレベルになるので転職の際はかなり有利です。

年齢にもよりますがまず間違えなく書類選考は突破できると思います!

大手の系列系ビルメンに転職することも夢ではありません!それでけ勉強してきたわけですから当然と言えば当然ですよね?

大手の系列系ビルメンになれば年収も一気に上がりますし、福利厚生もしっかりしているので夢が膨らめますね(^^♪

終わりに

この記事ではビルメン3種の神器について解説してきました。

ビルメン3種の神器はビルメン資格の中でも最上級の資格です。

転職、キャリアアップを目指す方は頑張って取得しましょう!

難易度も高く難しい試験ばかりですが取得できればビルメンとして明るい未来が待っていますよ。

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