転職する時にどうしても悩むのが志望動機です。それはビルメン(設備管理)での転職の際も変わらないと思います。
志望動機は本音が言えれば簡単です。ビルメンの場合は『楽な仕事なので志望しました』と言えれば良いですがそんな訳にはいきません。
この記事ではビルメン転職における志望動機のポイントを例文を交えて解説しています。私自身ビルメン会社を3社渡り歩いており志望動機は何回も考えてきました。
- これからビルメンになろうとしている
- 履歴書の志望動機の欄を書いているが中々ペンが進まない
- 何社かビルメン会社の面接を受けているが中々受からない
上記に当てはまる方は是非最後までご覧ください。ではさっそく見ていきましょう!
ビルメンの志望動機のポイントと例文
志望動機は各々の立場や経歴によっても違ってきます。
- 施工管理や電気工事士などビルメンに近い仕事をしていた
- 異業種からの転職でビルメン業界は全くの未経験
- 独立系から系列系へキャリアアップする為の転職
ビルメンは中途入社も多く上記のように色々な人が転職をしてきます。
自分の過去の経歴に合った志望動機を答えるのがポイントです。
では具体的に志望動機の例文を見ていきましょう!
施工管理や電気工事士などビルメンに近い仕事をしていたケース
ビルメンは建物のあらゆる設備に関わる仕事なので関連する仕事も多いです。
施工管理や電気工事士などの工事関係から転職してくる人も大勢いらっしゃいます。工事関係の仕事は工期などの納期もあり残業も多くきつい為、楽で休みも多いビルメンに転職するパターンが多いです。
志望動機は前職の経験を生かして答えることがポイントです。
私は空調のメーカーに5年間勤務して空調機の点検や保守管理の仕事をおこなってきました。建物を利用するお客様にとって空調管理は大切ですので大変やりがいのある仕事でした。空調に携わる中で建物全体の管理をしてみたいと考えるようになりビルメンテナンス業界を志望しました。これまでの経験を活かしつつ電気や消防などのビルメンテナンスの業務に関わる知識とスキルをさらに習得して行きたいと考えています。
このように今までの経験を踏まえて建物を総合的に管理したいことをアピールしましょう!もし、電気工事士や施工管理技士などの資格を持っている場合は志望動機に織り交ぜながらアピールするのもオススメです。
ビルメンは資格が大切な世界なので資格を持っている方は積極的に答えていきましょう(^^♪
ビルメンに関連する資格については下記記事で詳しく書いていますので是非ご覧ください↓
異業種からの転職でビルメン業界は全くの未経験のケース
異業種からビルメンに転職する際はビルメンの仕事について多少の知識を入れておくのがポイントです。
業界研究はどの業界の面接においても必須です。
ビルメンの仕事についてまだ良く分からないという方は先に下記記事をご覧ください。
未経験の場合は実務経験がないのでビルメンの仕事に合った、自分の長所や性格をアピールするのがオススメです。
私はコツコツと地道に丁寧な作業をするのが得意です。趣味では機械をいじるのが好きで自転車のカスタマイズも自分でおこなっています。設備管理の仕事は機械の点検や保守管理をおこなうので自分の強みを活かせると思い志望しました。また、設備管理の仕事は資格が重要だと感じています。コツコツと地道に頑張る私の強みを生かして入社後は電気工事士などの資格も取得して行きたいと考えています。
ビルメンテンスは建物を裏側から支える【縁の下の力持ち】のような仕事だと感じています。派手さはないですし、汚れ作業もあると思いますが建物を運営していくにはなくてはならない仕事です。私はサポートすることに喜びを感じる人間ですので建物を裏側から支えるビルメンテンスの仕事に興味を持ち志望しました。また、ビルメンテンスの仕事は建物がなくならない限り絶対に必要な仕事です。しっかりと技術や資格を身に着けて長く働きたいと考えています。
- コツコツと地道に仕事をする
- 真面目で実直
- 心配症で確認を怠らない
- 周りの変化に敏感
上記のような性格はビルメンの仕事ではアピールすることができるので志望動機に盛り込みのがオススメです!
さらに資格を取得していきたい意志表示を志望動機に入れると良いアピールになります。
ビルメン未経験の方は資格を持っていない人も多いと思うのでまずは比較的簡単な電気工事士や2級ボイラー技士の資格を取得しますとアピールしましょう!
具体的な資格名を出すことでビルメンの仕事についてしっかりと調べている証明にもなります。
ビルメンの基礎的資格であるビルメン4点セットについての記事も合わせてご覧ください。
独立系から系列系へキャリアアップする為の転職
独立系から系列系へのキャリアアップを考えている方も多いと思います。
基本的には独立系から系列系に転職すると待遇や給料が上がり安定して働くことができます。前の会社より御社の方が優れていることを志望動機でアピールしましょう!
しかし、前の会社の悪口を言うのはNGなのでその点は気を付けてください。
私は商業施設で5年間ビル管理をしております。ビル管理の仕事は私の性格にもあっており今後も長く続けていきたいと考えています。しかし、前の会社では正社員としての雇用のチャンスがなく収入の面でも不安定だったので長く働くことは難しい状況でした。御社は正社員として採用をしてくださるとのことですし休暇制度や福利厚生も充実しているので長い間ビル管理の仕事ができると思い志望しました。もし、御社に入社することができましたこれまで以上に資格取得にも挑戦し貢献できればと考えております。
前職のビルメンテナンス会社は小規模物件の管理が主でした。ビルメンテナンスの仕事には大変やりがいを感じており今後も続けて行きたいと考えておりますがキャリアアップの為にも大規模ビルでの経験を積みたいと考えるようになりました。御社は○○〇や○○〇のような街の中心となるビルを管理しており是非そのような大規模ビルでのビル管理をしたいと思い志望しました。また、御社は□□グループに所属し研修制度も大変充実しています。これまで以上に自分の可能性の幅を広げることができると考えております。
独立系から系列系へキャリアアップする時は同業他社への転職になるのでポジティブな理由を述べるのが一般的でオススメです!
前の会社を悪口や愚痴は言いたくもなりますが面接では我慢しましょう。
退職理由と志望動機と繋げるとさらに良い!
志望動機と一緒に必ず聞かれるのが退職理由です。
退職理由と志望動機に関連性があると話がスムーズになり面接官に良いアピールをすることができます。
- 前職は工事会社でワークライフバランスが悪く家族との時間も取れない→しっかりと休日があるビルメンテナンス業界へ転職したい
- 前のビルメンテナンス会社は正社員での雇用をしてくれない→安定している系列系ビルメン会社で正社員として長く働きたい
このように退職理由と志望動機に流れがあると面接官も納得しやすいです。
逆に関連性が全くないと『何で内の会社なの?』と面接官から突っ込まれる恐れもありますのでできるだけ関連性を持たせることがポイントです!
ビルメン転職における面接のポイントについては下記記事で詳しく書いていますので合わせてご覧ください↓
終わりに
この記事ではビルメンの志望動機のポイントと例文について解説してきました。
各々の立場や経歴は違うのでそれぞれに合った志望動機を答えることが大切です。
共通して大切なのが資格について触れることです。ビルメンの世界は本当に資格が大切なので資格については志望動機で必ず触れるようにしましょう!
また、退職理由と志望動機に関連性があり流れがあるとさらに良いアピールができます!
しっかりと志望動機を考えておけば面接も自信を持って臨むことができます。
ビルメン転職についてもっと詳しく知りたい方は下記記事でビルメン転職の道筋と流れについて解説していますので是非ご覧ください↓