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資格

【資格一覧】永久保存版!?ビルメンの資格完全まとめ

ビルメンは資格取得も大切な仕事の一つです。資格手当も支給されるので取得を目指している方も多いと思います。

この記事ではビルメンに関係する資格を徹底的にまとめました。

  • ビルメンの資格一覧を見たい
  • どんな資格があるの?
  • ビルメン4点セットは知ってるけど他にも資格はあるのかな?

上記に当てはまる方は是非最後までご覧ください。ではさっそく見ていきましょう!

ビルメン4点セット

ビルメン4点セットとはビルメンの入門資格になります。ビルメンになった人が最初に取得を目指す4つの資格です。

危険物取扱者乙種4類

危険物取扱者乙種4類は重油などの危険物に関する資格です。

大きな現場にはボイラーや非常用発電機などの設備があります。これらの設備には燃料として重油を使うケースがあるので危険物取扱者乙種4類の資格が必要になります。

ビルメンとして関わることも多いので取得したい資格です。

2級ボイラー技士

2級ボイラー技士とは暖房などに使用するボイラーに関する資格です。

最近ではボイラー自体がない現場や資格がいらない小型のボイラーが増えてきているのでボイラー技士の資格はいらないという現場も多いです。

しかし、まだまだビルメンの資格としては需要が高いです!

第二種電気工事士

第二種電気工事士はビルメン4点セットの中でも一番重要と言っても過言ではありません。

コンセントの交換や蛍光灯の安定器の交換などビルメンの業務に直結する資格だからです。

ビルメンになったら絶対に取得したい資格です。

第三種冷凍機械責任者

第三種冷凍機械責任者は1日の冷凍能力が100t未満の冷凍設備があるビルに必要な資格です。

第三種冷凍機械責任者の資格もボイラー技士と一緒で資格がいらない現場も増えてきています。

しかし、大型のビルには必要ですし冷凍機の知識はビルメンには必須なので取得したい資格です!

ビルメン4点セットまとめ

  • 危険物取扱者乙種4類
  • 2級ボイラー技士
  • 第二種電気工事士
  • 第三種冷凍機械責任者

以上の4つが基礎的資格のビルメン4点セットです。

ビルメンとしては絶対に取得したい資格です。資格手当も支給される会社も多いので頑張って取得を目指しましょう!

ビルメン4点セットについては下記記事で詳しく書いています↓

猿でもわかる!ビルメン4点セットとは何か徹底解説!

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消防設備士

消防設備士はビルの消防に関する資格です。

火災や地震などの災害が起きた時に消防設備が機能しないと大変なことになってしまいます。

ビルメンとして消防設備の知識は必要になるので消防設備士の資格は重要になります。

消防設備士

  • 甲種特類- 特殊消防用設備等
  • 甲・乙種第1類 - 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備など
  • 甲・乙種第2類 - 泡消火設備
  • 甲・乙種第3類 - ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備など
  • 甲・乙種第4類 ‐自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備など
  • 甲・乙種第5類 - 救助袋、緩降機など
  • 乙種第6類 - 消火器
  • 乙種第7類 - 漏電火災警報器

消防設備士は8種類に別れています。

取得した範囲のものしか点検や整備ができないので注意が必要です。

まずは自分の現場に関わりが強いものから取得することをオススメします。自動火災報知設備や消火器はどこのビルにもあるので甲・乙種第4類や乙種第6類から取得するビルメンが多いです。

消防設備士甲種・乙種4類を含めてビルメン5点セットと呼ぶ!?

先ほどビルメン4点セットについて解説しましたが最近ではビルメン4点セットに消防設備士甲種・乙種4類をプラスしてビルメン5点セットと呼ぶこともあります。

ビルメンとしても消防設備士の資格の重要性が高まってきている証拠ですね。

ビルメン5点セットについては下記記事をご覧ください↓

ビルメン5点セットとは何?【4点セットの上位版!?それとも・・】

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第1種・第2種 消防点検資格者

消防設備士の乙種は点検、整備が可能です。甲種は点検、整備、工事まで可能です。

消防点検資格者は点検のみをおこなうことができる資格です。講習のみで取得できるので消防設備士を取らずに消防点検資格者を取得する人もいますよ。

消防設備点検資格者は第1種・第2種に別れており二つ取得すれば全ての消防設備で点検をおこなうことが可能です。

ビルメン3種の神器

ビルメン3種の神器は数あるビルメン資格の中でも高難易度の資格3つのことです。

高難易度ですがビルメンとして需要が高いですし取得できればキャリアアップも目指すことが可能です!

建築物環境衛生管理主任技術者(ビル管)

建築物環境衛生管理主任技術者はビルメン業界では【ビル管】と呼ばれることが多いです。

面積3000m2以上(学校については8000m2以上)の建物にビル管の有資格者を選任しないといけないのでかなりの需要がある資格です。

第3種電気主任技術者

第3種電気主任技術者は電験3種と呼ばれることが多いです。

5万ボルト未満の事業用電気工作物には電験3種の有資格者を選任しないといけないのでビルメンにも需要がある資格です。

大型ビルの所長を目指すには必須な資格と言えます。

エネルギー管理士

エネルギー管理士(略してエネ管)はエネルギーを消費する設備の維持、エネルギーの使用の方法の改善や監視をおこなうための資格です。

難易度も高く取得しているビルメンも少ないです。

エネルギー管理員

エネルギー関係の資格の中にエネルギー管理員という資格もあります。エネルギー管理員は講習のみで取得できる資格です。

ビルメン3種の神器まとめ

  • 建築物環境衛生管理主任技術者(ビル管)
  • 第3種電気主任技術者(電験3種)
  • エネルギー管理士(エネ管)

この3つの資格を合わせてビルメン3種の神器と呼びます。ビルメン4点セットと比べるとどれも難易度も高く難しいですが取得する価値も高いです。

資格手当の額も高額の場合が多いですし、ビルメンとしてキャリアアップも狙えます!

ビルメン3種の神器については下記記事でも詳しく書いていますので良かったらご覧ください↓

ビルメン 3種の神器とは・・・【取得すれば最終形態に進化!?】

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ビルメン8点セット!?

  • 危険物取扱者乙種4類
  • 2級ボイラー技士
  • 第二種電気工事士
  • 第三種冷凍機械責任者
  • 消防設備士甲種・乙種4類
  • 建築物環境衛生管理主任技術者(ビル管)
  • 第3種電気主任技術者(電験3種)
  • エネルギー管理士(エネ管)

今まで解説してきたビルメン5点セット(4点セット+消防設備士)とビルメン3種の神器を合わせてビルメン8点セットと呼ぶこともあります!

ビルメン8点セットとは一体何?【揃えれば神ビルメンに・・】

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資格のアップグレード

ビルメンの資格には3種や2級などの種類が分かれてるものがあります。

それらの資格をアップグレードすることにより資格手当が増えたりとメリットも多いんです。

1級ボイラー技士

1級ボイラー技士は2級ボイラー技士の上の資格になります。

2級ボイラー技士の資格を取ってから2年間の実務経験も必要なので取得も難しいです。

特級ボイラー技士

1級ボイラー技士の上にさらに特級ボイラー技士と呼ばれる資格があります!

特級ボイラー技士の資格が必要な現場はほとんどありませんが大型のホテルなんかだと必要な場合もあるようです。

第二種冷凍機械責任者

第三種冷凍機械責任者の上位資格です。

1日の冷凍能力が300t未満の冷凍設備があるビルに必要な資格です。

第三種の資格を持っていなくてもいきなり第二種を受験することも可能です。

第一種冷凍機械責任者

冷凍機の資格の最上級資格です!

ビルメン業界で持っている人はかなり少ないです。

第一種電気工事士

第二種電気工事士の上位資格です。

正直ビルメンの仕事においては第二種電気工事士の資格で十分です。

しかし、資格手当の額が増えるので取得を目指すビルメンも多いです!

第2種電気主任技術者

第3種電気主任技術者の上位資格です。

電験3種よりかなり難しいので自力で取得しているビルメンはかなり少ないです。

電験3種を取得して特別高圧の現場で実務経験を積めば認定で2種を取得できるケースもあるので認定で電験2種を持っている人はそれなりにいます。もし、自力で電験2種を取得できれば周りから尊敬の眼差しを向けられることでしょう!

第1種電気主任技術者

この辺になるともう化け物レベルです。

ビルメンにはまずいません!

工事や建築系資格

工事や建築系の資格もビルメンには関係があります。

取得すれば資格手当が出る会社もあるのでご紹介します。

中にビルメンの仕事においてはオーバースペックなものもありますがご了承ください。

工事系

  • 建設機械施工技士 
  • 土木施工管理技士 
  • 建築施工管理技士 
  • 電気工事施工管理技士 
  • 管工事施工管理技士

建築系

  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 特定建築物調査資格者
  • 建築仕上診断技術者
  • 建築設備士
  • 給水工事主任技術者
  • 建築設備検査資格者
  • 昇降機検査資格者

電気・通信系

  • AI第一種(旧アナログ第一種)
  • AI第二種(旧アナログ第ニ種)
  • AI第三種(旧アナログ第三種)
  • DD第一種(旧デジタル第一種)
  • DD第二種(旧デジタル第ニ種)
  • DD第三種(旧デジタル第三種)
  • AI・DD総合種(アナログ・デジタル総合種)

防犯・防災系

防犯・防災系は警備の方が取得する資格ですが会社によってはビルメンも取得するように言われる場合があります。

また、中にはビルメンでも取得すれば資格手当が貰えるケースもありますよ!

  • 防犯設備士
  • 甲種防火管理者
  • 乙種防火管理者
  • 防災管理者
  • 自衛消防技術認定
  • 防災センター要員
  • 防火管理技能者
  • 警備員指導教育責任者

以上のような資格が防犯・防災の資格です。

特に東京都でしたら自衛消防技術認定はビルメンにも必須な資格です。

その他の資格や免許

建築物清掃管理評価資格者(インスペクター)

清掃状況の点検をすることができる資格です。講習を受けることで取得できます。

ビルメンは清掃業者と関わることも多いですし、時には指導する立場になるので持っていて損はない資格です。

会社によっては取得するように言われる場合もあります。

ファシリティーマネージャー

ビルのマネジメントに関わる資格です。

ビルメンとしてはあまり必要がありませんが将来的にマネジメントに関わりたい方や本社でビルメンの営業に携わりたい方は取得してみても面白いと思います。

不動産の知識や論述試験もあるので難易度は結構高いです。

運転免許(普通自動車免許)

一つのビルに常駐するタイプのビルメンには不要ですが巡回ビルメンをやりたい方には運転免許は必須です。

巡回ビルメンはいくつのものビルを車を使って巡回するスタイルですので毎日のように車を運転します。

下記の記事で詳しく書いています↓

ビルメンって運転免許は必要なのか?

続きを見る

上級救命講習

上級救命講習はAEDの使い方から小児・乳児の心肺蘇生法、外傷の手当てなどを学ぶことができます。

ビルを利用する人に何かあった時の為に講習を受けることをオススメします。

ビルメン会社よっては上級救命講習の受講を義務化している場合もあります。

ビルメンは資格を取るのも仕事の内

この記事ではビルメンの資格について解説してきました。

ビルメンにおいて資格はとても重要です。資格がないと取り扱えない機械があったり、有資格者を選任しないといけない場合もあります。

会社としても有資格者を評価していきます。資格を持っていない人はどんなに仕事ができて周りからの信頼が厚くても会社としての評価は低くなってしまうんです。

資格を取れば資格手当で年収も上がりますし、転職やキャリアアップも可能です。さらに会社からの評価もあがるので良いことしかありません。

ビルメンになったら積極的に資格を取得しましょう!

きつい現場と楽な現場

ビルメンの仕事は現場によってかなり変わります。

ビルにも色々な種類がありますよね?ホテル、病院、オフィスビルと本当に様々です。

どこの現場に配属されるかによってビルメンとしての運命が変わってきます。

きつい現場の特徴

  • ホテルや病院
  • 24時間365日稼働している建物
  • 宿直以外に夜勤がある
  • 厨房やレストランがある
  • 築年数が古い

上記に当てはまる現場はきつい傾向にあります。

楽な現場の特徴

  • オフィスビルや大学
  • 土日や祝日にビルを使う人が減る
  • 築年数が浅い
  • 夜間はビルを閉館する

このような現場は楽な可能性が高いです。まったり、ゆったりとしたビルメンライフを送れる可能性も高いですよ!

資格を取ったら転職する人って多いの?

ビルメンには通称【渡り鳥】と呼ばれる人がいるくらい横の移動がしやすい業界です。

資格を取得していれば比較的簡単に転職も可能です。ビルメンの仕事って成果を確認することって難しいんですよね?営業マンのように具体的な数字もないですしどうしても資格で評価するしかないんです。

転職の際も資格で評価される割合が多いので資格をたくさんもっていたり、難関資格を持っている方は有利です。

もちろんあまりにも喋りが悪い方は面接で落とされますが普通に話せて資格も持っていれば転職は比較的容易です。

転職が容易な為渡り鳥のように色々なビルメン会社を渡り歩く人もいるくらいです。

資格を取って系列系に転職

ビルメンには【独立系】と【系列系】と呼ばれる2種類のビルメン会社が存在します。

系列系のビルメン会社は親会社を持っており親会社のビルを優先的に管理できるので待遇や福利厚生良いのが特徴です。

独立系のビルメン会社は親会社を持たない為、安定したビル管理を受注しにくいので待遇や福利厚生が悪い傾向にあります。

系列系と独立系については下記記事で詳しく書いています↓

間違えると大変!系列系と独立系ビルメンの違いとは

続きを見る

ネット上でよく目にする【ビルメンは底辺の仕事】というのはこの独立系ビルメンを指す場合が多いです。

しかし、ビルメン業界は資格を取得すれば比較的簡単に転職が可能なので独立系ビルメンから系列系のビルメン会社に転職する人も多いです。

系列系のビルメン会社に転職しただけで年収が100万も上がることも珍しい話ではありません!

私もニートから独立系ビルメンになり資格を取って今では系列系ビルメンです!(^^♪

他の業種に比べるとビルメンは転職しやすいと思います!

ビルメン転職に興味がある方は下記記事でビルメン転職の成功への道筋と流れについて解説していますので是非ご覧くださいませ。

ビルメン 転職を成功させる道筋とは|失敗したくない人は必見!

続きを見る

終わりに

この記事ではビルメンの資格について解説してきました。

ビルメンに関係する資格って意外に多いですよね?

もちろん全て取得している人なんていません。自分のペースで自分に合う資格を取ることが大切です。

文系でビルメンになり立ての人がいきなり電験から受けるなんて無謀ですからね。

じっくりビルメン4点セットから取得していくのがオススメです!

資格が増えて来て『次どんな資格を受けようかな?』と迷ったらこの記事のビルメン資格一覧を参考にしてくれると嬉しいです。

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